BLOG橋本健二の建築士ブログ

地盤改良「環境パイル(S)工法」

八丁の家

今回の地盤改良の方法は、「環境パイル(S)工法」を選択しました。

地盤調査の結果、一般的な柱状改良ではセメントミルクが固まらない恐れがあり、さらには鋼管杭を打とうにも15m調査しても支持層が見当たらない超軟弱地盤でした。

やはり摩擦で支えるしかなく、杉丸太を使っての改良となりました。

現場に運ばれてきたのは、杉丸太88本です。

間伐材を使用し、比較的安定して仕入れられる杉を使用します。

木を地面に埋めるだけなので、環境にとても良いです。

もちろん国産材。今回は福島県で切り出された杉がやってきました。

2本つなげて合計9mを地中に44本埋め込みます。

重機を使って圧入していきます。

丸太の隣にオーガーを差し込み、反力で杉丸太を圧入していきます。

一箇所につき約5分ですね。早い!

埋め込み終わった後は、こんな感じです。

杭等に鉄板をはめ込んで目印にします。

44本埋め込んだ後の現場です。

これは綺麗ですね。

柱状改良だとこんな綺麗にはいきません。

さらに養生期間を要せず、翌日から根切が出来るという短工期可能な工法です。

 

詳しくは環境パイル(S)工法協会へ

https://www.k-pile.net/