当社の板金屋さんが亡くなった。
まだ70歳。早すぎる。
4ヶ月ほど前、ウチの現場の最中に高熱が出たから1日休むと言っていた。
それが1日で済まなくなり、検査入院し、癌が見つかった。
退院のタイミングを見計らいながら現場を仕上げてもらった。
その現場の最終日、いつになく真面目に話があると言い出し、
「他に板金屋いるのかい?」
まるで自分の最後が分かっているような口振りだった。
「他なんていないよ、もっと一緒に仕事しようよ。」
訃報を知らせを受けたのは車の運転中だった。
声をあげて泣いてしまった。
幸い車のなかは一人だけ。
誰に気を使うこともなく・・・。
今年の3月13日のブログ。
http://blog.livedoor.jp/architect_office/
この仕事が最後の現場となってしまった。
ブログを書いた日までは元気だった。
私はめったに職人の事を記事にしないのだが、この時は何かを感じたのかな。
通夜の場に飾ってあった思い出の品々。
ソフトボールの写真ばっかりだ。
左に見える賞状は日本一になったときのもの。
このチームには自分の父親も所属していて、公私ともにお世話になった。
板金屋さん、ご冥福をお祈りいたします。
ご冥福をお祈りいたします。
仕事のこと