BLOG橋本健二の建築士ブログ

中山道和田宿

自分のこと
連休の最終日、あまりの天気の良さに早起きして一路長野へ。
途中地図に「和田宿」と表記があり、寄り道。

300円の観覧料を払い見学。

そこは中山道六十九次のひとつ、和田宿本陣。
文久元年(1861)建設。
文久元年(1861)3月、焼失。
文久元年(1861)11月、幕府の拝借金を得て再建。

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「どこから来たの?」
という事務員さんの質問に
「中山道浦和宿」
と答えるがなんかスベりました。
けど、案内してくれて、貴重なお話をいただきました。

玄関には式台があり、籠の高さと合わせているそうだ。
そうすることで、大名がつまづくことなく部屋に入れることができる。
こういうことは聞かないと分からないですよね。

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便所は3つあり、上便所は畳敷きで2帖、下便所は板張りで1帖半、裏便所は1帖で・・・ウォシュレット???
改装して事務員さんが使っているようです・・・。

湯殿はひとつ、が、風呂桶がない。
風呂桶は一緒に運んでいて、人のものは使わないそうです。

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海側を通り平地で短い東海道。(五十三次)
山側を通り山岳で長い中山道。(六十九次)

五街道のうち二つが京都に通じている訳は?
普通に考えれば東海道を選択するはずがなぜ中山道もあるのか?

答えは中山道には川止めがない。
山崩れは人力でどうにかなるが、川の氾濫は人の力ではどうしようもなく足踏みしてしまうのだそうです。

結果1時間以上も足踏みしてしまいましたが、300円の講座料は安かったように思えます。