『家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかんなるところにも住まる。暑き比わろき住居は、耐え難き事なり。 ・・・吉田兼好 徒然草』
吉田兼好が生きていた鎌倉時代は中世温暖期といって冬は暖かかったんだそうです。
このことを講師の先生は『吉田兼好の呪縛』と言っておられました。
現代の住宅エネルギー消費は「冷房2%」「暖房26%」「給湯33%」「照明・家電等39%」です。
暖房がなくては冬を快適に過ごすことができません。
冷房の10倍以上ものエネルギーを必要とする暖房を考えることによってエコにつながるわけです。
ちなみに『エコ』の語源は
oikos【オイコス】:ギリシャ語で「家」
だそうです。
つまり『エコ』とは、そもそもは快適な居住空間をつくることから生まれた言葉なんですね。
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