8年ぶりに耐震診断法が改訂され、全国各地で講習会が開かれています。
耐震診断とは簡単に言うと、「必要な耐力>保有している耐力」であると倒壊する可能性があるということです。
(インテグラル参照)
一般的な木造住宅の必要耐力は
「床面積×(建物の重さ+雪の重さ)×地震係数×軟弱地盤割増×形状割増」
で求められます。
つまり、床面積が広いほど、地盤が悪いほど、形が悪いほど建物には強度が必要なわけです。
ですが、「地震係数Z(ゼット)」とう数字があり、地震が来ないと言われている地域は強度を低減していいことになっています。
たとえば、新潟県は0.9、福岡県は0.8、沖縄は0.7まで必要な耐力を下げて良い。
・・・と建築基準法で定められているのです。
新潟でも福岡でも記憶に新しい大きな地震がありましたよね。
今の時代、日本のドコでも地震は来ると思うのですがね・・・。
全国民も思っているはず。
だからと言って、地震係数をなくせとか、数値を上げろとかは言いません。
なぜなら、家の強度を決めるのは法律ではなく我々建築士ですからね。
耐震診断法から見る「地震係数Z」
耐震診断