BLOG橋本健二の建築士ブログ

西日対策のハニカムスクリーンを検証

温熱向上

我が家は断熱対策として窓にハニカムスクリーンを設置しています。

西日が当たる窓にも設置しているので今回、真夏の午後にどのような遮熱効果があるのか測定をしてみました。

測定日は8月5日午後2時です。

この時の寝室温度は28度、外気温37度を示していました。

西日の当たる窓はコチラ、鉄骨ALC3階建ての3階の西側窓です。

上げ下げ窓、アルミサッシ一般複層ガラスです。

日射対策を行わないとこの通り、ガラス部分は約40℃、アルミ枠部分は45℃を示しています。

本来ならば日射対策は窓の外で行うことが理想的ですが、ここは3階そして賃貸なので外には何もすることが出来ません。

断熱対策のハニカムスクリーンを下げるとこの通り、上下で温度が変わりますが、概ね35℃から38℃といったところでしょうか。

遮熱対策にもなっているようです。

上下で温度が変わるのはガラスとスクリーンの間の空気が熱せられて熱い空気が上に上がるためです。

さらにカーテンを閉めるとほぼ内壁と同じ温度の32℃程度まで下がります。

内壁の温度が32℃というのは少々高めな気がするのですが、鉄骨ALCなので仕方ありません。

 

直接西日の当たるアルミサッシペアガラスには「ハニカムスクリーン」+「カーテン」で室内壁と同じ温度になることが分かりました。

ALCの場合、一度室温が上がると下げるのは時間がかかります。

室温を上げない工夫が必要ですね。