古民家カフェ「きのか」

ー出会いー


昭和10年、浦和市領家に1軒の日本家屋が建ちました。そこで産まれた少年はやがて大人になり子どもを授かります。その子どもも同じ家で産まれ育ち、大人になりました。


「きのか」のオーナー浅見香子さんです。


香子さんの父・匡さんとは数年前から家屋のリフォームやメンテナンスでお世話になっていました。
その仕事ぶりから強い推薦もあり、香子さんは当社に依頼してくださったそうです。


はじまりは父・匡さんからの一本の電話。
「橋本さん、喫茶店を考えているんだけど相談にのってもらえないか?」


                    
   
ー家屋を生かした古民家カフェー


場所は産業道路からひとつ奥まった閑静な住宅街。
屋根が曲線(むくり)をおびていて、重厚感のあるどっしりとした家屋は近隣のそれとは違う歴史を感じさせます。


香子さんの目指すカフェは
「家の良さを残した、老若男女問わず訪れられる店」
「この家は浅見家のものですが、日本の伝統と歴史を伝えるためにも残していなきゃならないと思っています。」


私たちは何度も何度も打ち合わせを重ね、他のカフェには真似できない家の良さを引き出すことに徹しました。
 
   
  ー数多くの規制ー


住居兼飲食店には数多くの規制がありました。
それを解決するには構造的な改修も必要となるところでしたが、香子さんには
「父の産まれ育った家をなるべく傷めずにカフェをオープンしたい」
という一番の願いがありました。


しかし、どうしても規制をクリアするために間取り変更が必要になるところがあり、
「着工前日は、すべての部屋で記念撮影をしました。」と。
   
ーきのか誕生ー


工事が完了し、近隣の方や友人の方に感激されたそうです。もちろん、当社も出来栄えに満足しています。
一番実感しているのは香子さん本人。
「家を大切に守ってきた家族に感謝しています。」


「工事中、鳥海さんにはよく相談にのっていただきました。照明のこと、色のこと、家具の配置など夜遅くまでの打ち合わせになることもありましたが、高橋設計事務所さんに依頼して良かったと思っています。」