シロアリは住宅の北側や浴室、玄関に発生する可能性が高いです。
その理由としてシロアリは暗くジメジメとした環境を好むから。
しかし今回は家の南側にシロアリが発生してしまいました。
立派なモミジやリュウノヒゲなど植えられていますが、地面が高く1階の床に近いような気がします。
よく見ると換気口まで地面が迫っていて、雨がすべて家の床下に流れるようになってしまっていました。
床下に潜って確認すると、やはり雨水が換気口から床下に流れ込んでしまっています。
これは地面を低くしないといくらシロアリ消毒をしても床下のジメジメは解消されず、お庭の工事を提案しました。
地面を掘り返すと、土の中から石がたくさん出てきました。
これを再利用して敷石として活用します。
もみじなどの植栽は土囲いをして倒れないようにします。
敷石の隙間に砂利を敷き込んで完了です。
シロアリのために工事したとは思えないほど、庭は生まれ変わりました。
こうなるとは思っていなかったお施主さんも大喜びです。
換気口も地面より上に出てきて、これで雨が床下に浸入することはありません。
定期的な点検は必要ですが、シロアリの発生可能性は限り少なくしたガーデニング工事です。