BLOG橋本健二の建築士ブログ

タンクレストイレの弊害

設備

今からおよそ12年前のトイレリフォーム現場。
床は桐フローリング、壁は珪藻土、トイレは当時の最新タンクレストイレ。
タンクレストイレは水道直結方式でタンクがなく、すっきり節水ということで快適に使っておりました。

今回、便座が暖かくならなくなったということでTOTOメンテナンスに依頼すると、生産中止から10年以上たっているので、交換部品は作っていないとのこと。
しかもこのタイプはウォシュレットだけ交換できないので、便器ごと取り替えるしかないと言われました。

ガーン・・・!!
ということは当時30万円くらいした便器がたった12年で交換!?

お客様に事情を説明し、再リフォームに取り掛かりました。

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工事の当日、塩と米とビールでお清めするお客様(笑)

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便器を外すと、シミ、着いてますね、これはしょうがない。

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便器周りのシミを防ぐためにホーロー床パネルを敷いて新便器を取り付けました。

今回は便座と便器が別になっているトイレ。
これで将来、便座だけ取り替えることができます。

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しかも、100年もキレイですって!!