Kさまが定年退職したのは東日本大震災が起きた9日後。
建て替えかリフォームで迷っていたKさまは耐震補強の方向に気持ちが固まったと言います。
退職して4ヶ月後、同居していた98歳の母が亡くなり、耐震診断を依頼されました。
『でも、最後まで迷っていたんですよ。
子どもたちは所帯持っているし、ウチらは先長くないから売っちゃおうかって。』
補強工事と共に断熱工事と太陽光発電を提案しました。
太陽光発電を提案した理由は、
①元々、オール電化だった。
②切妻屋根で真南に向いていた。
③耐震化される。
④落雪しても自分の庭に落ちるだけなので他人に迷惑かけない。
『孫が私立中学に合格したので、太陽光やるか躊躇したんですよ。
お金かかるからね。
それに、普及したばかりでしょ。
はたして得になるかどうか・・・。』
『でも、工事後の保証や維持費などよく説明してくれたし、震災以後節電しなきゃと思っていたので決めたんです。
設置後は、使っていない部屋の電気は消すようになりましたよ。
モニターがダイニングルームに付いているので、自然と見ちゃいますからね。』
どうやら楽しく節電している様子です。
『工事中に母の一周忌をやるというお願いも聞いてくれて助かりました。
先に終わらせてもらった綺麗な部屋で法事が出来て良かったです。』
法事を催す部屋を先に終わらせる工程を組んでいました。
『いろんな書類にたくさん名前書きましたね。
申請大変だったでしょ?
ありがとうございます。
エコポイントの商品は美味しかったわ。』
耐震補強補助金(市)、太陽光補助金(国、県、市)、住宅エコポイント、固定資産税減額、所得税控除を全部含めると190万円相当分に達します。
その全ての書類に自著してもらいました。
その枚数は全部で36枚にもなります。
『おかげさまで工事後は安心して生活していますよ。
職人やスタッフの皆さんが親切で良かった、親しくさせてもらいました。』
『そうそう、実は工事中キッチンが使えなかったから料理しなくて楽だったの(^^)v。』
引渡し半年後インタビュー さいたま市Kさま
仕事のこと