打ち合わせ図面や納まり図などは今でも手書きすることがあります。
でも平面図などを手書きすることはなくなりました。
学校では、線の太さ、文字の書き方、腕の動かし方など習った気がします。
社会人になっても本当の図面の書き方を習いました。
図面を見るとその人の性格まで分かると言われたものです。
そんな私もCADで書くようになり、10年以上が経ちます。
今、スタッフに初めての図面を書かせています。
もちろんCADです。
私の図面を参考に書き上がったのを見たときにはビックリしました。
自分で書いたのかと思うくらい似ているのです。
線の太さ、文字の書き方、・・・あたりまえですね。
パソコンで設定しているのですから同じ線が書けます。同じ文字が書けます。
ですが、図面から性格は読み取れません。
自信を持って書いた線なのか、迷いながら書いた線なのか分かりません。
では図面は何のために書くのか?
建築士の性格を知るため?
違いますよね。
図面をいっぱい書いて報酬を貰うため?
違いますよね。
図面と言うのは家を建てる為の道具と教わりました。
図面を書くのが仕事ではないんです。
私たちの仕事は笑顔になれる家をつくるということ。
そのためにはCADだろうが手書きだろうが関係ないですね。
CADと手書き
仕事のこと