GWを利用して石巻に行ってきました。
ツアーもあるようですが、石巻で生まれ育ち、自身も被災しながら、橋の架かっていない網地島(あじしま)で復旧工事を担当している友人に案内をしてもううことに。
「『被災地以外の人は、もう震災を忘れてしまったのではないか』と話す被災者は少くない」
と5月4日の日経新聞の記事に出ていました。
被災地を回ることに少し後ろめたさを感じていましたが、現在は県外の人が訪れることを歓迎しているようです。
石巻市はこんなところです。
牡鹿半島を含む周辺市町村との合併で大きくなったものの、震災時は半島の先まで手が回らないという弊害が生まれたそうです。
そして牡鹿郡女川町として石巻市に囲まれて合併せずに残っているのは、やはり原発に恩恵を受けているからだとか。
友人の実家は万石浦湾の畔。
万石浦湾は入り口が狭く、奥が広い湾。
その入口に掛っている万石浦橋が瓦礫を堰き止め、津波の波は左右に分かれたそうです。
ですので橋の内側は、浸水はしたものの津波の被害は少なかったようです。
また、万石浦湾の奥地は津波すら到達しなかった地域。
しかし、女川からの津波が山を越えて到達したという話です。
背中からの襲来にびっくりしたでしょうね。
瓦礫を堰き止めた万石浦橋(アーチ橋)
痛々しい痕が残っています。
万石浦地域は地盤沈下で、1日2回の大潮により浸水。
水は海からでなく、側溝から海水が上がってきたそうですが、ポンプが設置してあり現在は解決された模様。
ポンプで内陸の水を海に吐き出す。
付近では家の建て直しも始まっていました。
地盤面を高くしたり、
基礎を高くしたりと様々です。
GW石巻訪問 ~万石浦~
自分のこと